再婚したら元夫から養育費はもらえない?!

再婚

 

養育費の不払いや未払いなどの問題と関連して、母子家庭にとって気になるのが養育費の相場と母親が再婚しても継続して養育費を受け取ることができるかということです。

 

かつては、離婚して子供を引き取った母親は、とにかく我が子を一人前にすることを最優先にして再婚を考える余裕はありませんでした。
しかし、時代の移り変わりとともに「元夫から養育費をもらっていますが、再婚するともらえなくなりますか?」と心配顔で聞いてくるシングルマザーが増えているのが現実です。

 

 

A子さんは、元夫の不倫が原因で離婚して4年になります。二人の子どもはA子さんが引き取り、二人分の養育費として毎月7万円を受け取っていました。そんなA子さんにも恋人のような相手ができ、子供たちが男性に懐いていることもあって再婚を意識するようになりました。
でも、A子さんは「これまでもらっていた養育費が再婚すると受け取れなくなるのでは…」と心配しています。

 

結論から言えば、再婚することで元夫からの養育費がもらえなくなることはありません。再婚しても、これまで同様に受け取ることはできます。

 

ただし、A子さんの二人の子どもと再婚相手の男性が養子縁組をした場合は、これまでどおりにはいきません。それは、養子縁組をすると法律上の父子関係が成立することになり、再婚相手は第一扶養者となって、養育費を負担しなければならなくなるからです。

 

また、こうした“養子縁組”をした場合でも、実子と元夫の父子関係は消滅することはありません。そのため、元夫には引き続いて養育費支払いの義務は残りますが、第二扶養者となります。

 

養子縁組をした再婚相手の男性に相当の収入があり、離婚時よりも母子が裕福になった場合には、元夫は養育費の減額もしくは免除を要求できます。

 

さらに、再婚相手が二人の子供と特別養子縁組をした場合には、元夫である実父と子供の親子関係は法的に切れることになり、実父には養育費を払う義務はなくなります。

 

養子縁組と特別養子縁組…。どちらを選ぶのかは、これからの子供の幸せを基準にして選択するようにしましょう。

 

 

【特別養子縁組】
養子縁組において、養子と実方の父母および血族との親族関係を法律上終了させる縁組です。
原則として六歳未満の子について、子の利益のために特に必要があると認められる場合など一定の要件の下に、家庭裁判所の審判により成立します。民法改正により1988年(昭和63)から認められました。 (引用元:三省堂・大辞林)

 

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